高等学校共通教科「情報」 新科目の内容と授業アイデア

計画表
 【新科目の指導計画・評価計画】

テーマ 3 「ディベートを用いた問題解決」(45分×6コマ)※2コマ連続授業 評価計画

 「社会と情報」 (4)望ましい情報社会の構築

○学習目標
情報機器や情報通信ネットワークなどを適切に活用して問題を解決する方法を習得する。
主体的に考え、仲間と討議することを通じて自分の考えを的確に伝え、相手の考えを正しく理解することが、問題のより良い解決につながることを理解する。
テーマ3の指導計画はこちら
授業展開例3「班対抗ディベート大会

(1)評価規準

関心・意欲・態度

思考・判断

技能・表現 

知識・理解

問題解決の手法に興味をもち、ディベートのテーマ選びに積極的に参加している。
ブレーンストーミングを使った情報分析方法に興味をもち、積極的に自分の意見を発表しようとしている。
表現方法の工夫に興味をもち、ディベート用の資料作成に積極的に取り組もうとしている。
自分にとって必要な情報を的確に判断している。
肯定または否定の意見について、論理的に考察している。
各班の主張する内容を客観的に評価している。
情報機器を的確に使い、資料を作成することができる。
資料を活用して説明することができる。
ブレーンストーミングの基本的な知識を身に付けている。
ディベートの基本的な知識を身に付けている。

(2)評価計画  【 】は評価方法 
学習内容 評価項目

関心・意欲・態度

思考・判断

技能・表現

知識・理解

(1) ディベートについての理解
(2) 班分け
(3) 班でテーマ及び賛否を決定
問題解決の手法に興味をもち、ディベートのテーマ選びに積極的に参加している。【観察】      
(1) 個人での情報収集
(2) 班としての主張を決定
(3) 対戦相手への質問を準備
(4) 自分たちへの質問に対する反(ばく)を用意
ブレーンストーミングを使った情報分析方法に興味をもち、積極的に自分の意見を発表しようとしている。【観察】 自分にとって必要な情報を的確に判断している。【ワークシート】   ブレーンストーミングの基本的な知識を身に付けている。【ワークシート】


(1) ディベート用の資料を作成
(2) ディベートの準備
表現方法の工夫に興味をもち、ディベート用の資料作成に積極的に取り組もうとしている。【観察】 肯定または否定の意見について、論理的に考察している。【ワークシート】 情報機器を的確に使い、資料を作成することができる。【発表資料】  


(1) ディベートの実施


授業展開例3
班対抗ディベート大会
  各班の主張する内容を客観的に評価している。【評価シート】 資料を活用して説明することができる。【観察】 ディベートの基本的な知識を身に付けている。【ワークシート】
 
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(3)観点別評価

  関心・意欲・態度
学習活動における具体の評価規準
問題解決の手法に興味をもち、ディベートのテーマ選びに積極的に参加している。
ブレーンストーミングを使った情報分析方法に興味をもち、積極的に自分の意見を発表しようとしている。
表現方法の工夫に興味をもち、ディベート用の資料作成に積極的に取り組もうとしている。
「十分満足できる」
状況(A)と判断する具体的状況例
問題解決の手段の一つであるディベートに対して関心をもち、テーマや係分担の決定に際して積極的に発言している。
自分の意見を述べるだけでなく、班員の意見をよく聞き、統一見解を取りまとめようとしている。
役割分担に従い、必要な情報を効率的に収集、加工して他の班員に提示するなど、作業の中心となって取り組んでいる。
「努力を要する」
状況(C)と評価した生徒への手だて
班内で自分の置かれている状況を考えさせ、できる範囲での取組みをさせる。
考えたことを自分の言葉で率直に述べさせ、班全体で取り組むようにさせる。
自分の役割の確認を促し、必要な情報の収集、加工に当たらせる。


  思考・判断
学習活動における具体の評価規準
自分にとって必要な情報を的確に判断している。
肯定または否定の意見について、論理的に考察している。
各班の主張する内容を客観的に評価している。
「十分満足できる」
状況(A)と判断する具体的状況例
必要と判断して収集した多くの情報について、信頼性を考察している。
肯定または否定の資料のまとめ方についてのアイデアの中から、聞き手に分かりやすく誤解されない説明に適したものを選択している。
評価の客観性についての根拠を示しながら各班の主張を評価している。
「努力を要する」
状況(C)と評価した生徒への手だて
自分の分担を確認させ、どのような準備をすればよいのか考えさせる。
聞き手に分かりやすく説明するためには、説明の仕方や資料のまとめ方を考えることが必要であることを認識させる。
評価の観点を再確認させ、判断するためのポイントを認識させる。

  技能・表現
学習活動における具体の評価規準
情報機器を的確に使い、資料を作成することができる。
資料を活用して説明することができる。
「十分満足できる」
状況(A)と判断する具体的状況例
情報機器を的確に使い、班の主張に沿って伝えたい内容が効果的に表現された資料を作成することができる。
資料を的確に提示し、話し方や身振りに気を配りながら、聞き手が理解しやすいよう論理的に説明している。
「努力を要する」
状況(C)と評価した生徒への手だて
多くの情報を盛り込まず、最も伝えたいことは何かを考えさせる。
ディベートのルールを確認させ、自分の役割を認識させる。

  知識・理解
学習活動における具体の評価規準
ブレーンストーミングの基本的な知識を身に付けている。
ディベートの基本的な知識を身に付けている。
「十分満足できる」
状況(A)と判断する具体的状況例
ブレーンストーミングの基本的な知識を身に付け、その知識を実際の作業の中で活用している。
ディベートの基本的な知識を身に付け、問題解決の手法としてディベートが有効であることを理解している。
「努力を要する」
状況(C)と評価した生徒への手だて
ブレーンストーミングの手法を確認させ、各自が自分の考えを率直に述べてよいことを理解させる。
ディベートの流れを再度確認させる。

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