高等学校共通教科「情報」 新科目の内容と授業アイデア

計画表
 【新科目の指導計画・評価計画】

テーマ 1 「WEBページによる表現と伝達」(90分×4コマ) 評価計画

 「社会と情報」 (1)情報の活用と表現

○学習目標
情報を的確に伝達するためには、伝達内容に適した提示方法の工夫とコンピュータの適切な活用が効果的であることを理解する。
情報の受信者の立場から見た、WEBページの操作性や情報の伝わり方を理解するとともに、WEBページの評価をすることは、ページの改善に必要であることに気付く。
テーマ1の指導計画はこちら
授業展開例1「そのページ、正しく伝わってる?

(1)評価規準

関心・意欲・態度

思考・判断

技能・表現 

知識・理解

情報を正確に伝達することに興味をもち、その方法を積極的に考察している。
WEBページの表現方法と情報伝達の関係に関心をもち、作成したWEBページを意欲的に改善しようとしている。
受信者にとって有用な情報かどうかを判断し、取捨選択している。
WEBページの全体像と操作性を意識した工夫を考えている。
受信者の観察の様子を基に、WEBページ製作上の留意点について考察している。
WEB形式の情報の特徴をいかした、評価すべき点を的確に判断している。
情報伝達に効果的な情報の配置を意識することができ、伝えたい内容を表現している。
自分のイメージどおりのWEBページを作成する技能を身に付けている。
WEB形式での情報発信における基礎的な知識を身に付けている。
WEB形式で情報を効果的に伝達するための知識を身に付けている。

(2)評価計画  【 】は評価方法 
学習内容 評価項目

関心・意欲・態度

思考・判断

技能・表現

知識・理解

(1) WEBページ公開の仕組みの理解
(2) WEBページの企画及びデザイン
情報を正確に伝達することに興味をもち、その方法を積極的に考察している。【観察】 受信者にとって有用な情報かどうかを判断し、取捨選択している。【企画用紙】 情報伝達に効果的な情報の配置を意識することができ、伝えたい内容を表現している。【デザイン記入用紙】  
(1) WEBページの構造の理解
(2) WEBサイトの構造の理解
  WEBページの全体像と操作性を意識した工夫を考えている。【ワークシート】   WEB形式での情報発信における基礎的な知識を身に付けている。【ワークシート】
(1) WEBページの中間評価
(2) WEBページの改善


授業展開例1
そのページ、正しく伝わってる?
WEBページの表現方法と情報伝達の関係に関心をもち、作成したWEBページを意欲的に改善しようとしている。【観察】 受信者の観察の様子を基に、WEBページ製作上の留意点について考察している。【ワークシート】 自分のイメージどおりのWEBページを作成する技能を身に付けている。【課題作品】  
(1) 評価項目の検証
(2) WEBページの相互評価
  WEB形式の情報の特徴をいかした、評価すべき点を的確に判断している。【評価シート】   WEB形式で情報を効果的に伝達するための知識を身に付けている。【課題作品】
 
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(3)観点別評価

  関心・意欲・態度
学習活動における具体の評価規準
・情報を正確に伝達することに興味をもち、その方法を積極的に考察している。
・WEBページの表現方法と情報伝達の関係に関心をもち、作成したWEBページを意欲的に改善しようとしている。
「十分満足できる」
状況(A)と判断する具体的状況例
・情報を正確に伝達することに強い関心をもち、より効果的な情報の伝達方法を探求し、具体案を提案している。
・WEBページの表現方法と情報伝達の関係に関心をもち、情報の信頼性、信(ぴょう)性を高めたり、著作権や肖像権に配慮しながらWEBページを改善しようとしている。
「努力を要する」
状況(C)と評価した生徒への手だて
・参考ページを基に、WEBページによる情報発信の特徴について考えさせる。
・相互評価を行った際の感想を確認し、受信者がどうしてそう感じたのかを考えさせる。


  思考・判断
学習活動における具体の評価規準
・受信者にとって有用な情報かどうかを判断し、取捨選択している。
・WEBページの全体像と操作性を意識した工夫を考えている。
・受信者の観察の様子を基に、WEBページ製作上の留意点について考察している。
・WEB形式の情報の特徴をいかした、評価すべき点を的確に判断している。
「十分満足できる」
状況(A)と判断する具体的状況例
・受信者にとって有用な情報を判断し、各ページの内容を適切な情報量にまとめている。
・複数のWEBページで構成するWEBサイトの全体像と操作性を意識し、各ページに盛り込むべき情報について的確に判断している。
・受信者の観察の様子を基に、受信者が必要な情報に容易にたどりつけるように工夫している。
・WEBページによる情報は受信者による操作のみで伝達されることに気づき、WEBページを評価するために必要な事項を的確に判断している。
「努力を要する」
状況(C)と評価した生徒への手だて
・発信したい情報の内容を確認させ、その中で伝えたい順番を考えさせる。
・ワークシートの記述を基に、WEBページで伝えたい情報について確認させる。
・相互評価で指摘されたことを確認し、自分がどう感じたかを説明させる。
・受信者の立場で情報を閲覧したときの感想をまとめ、WEB形式の情報の特徴を考えさせる。

  技能・表現
学習活動における具体の評価規準
・情報伝達に効果的な情報の配置を意識することができ、伝えたい内容を表現している。
・自分のイメージどおのWEBページを作成する技能を身に付けている。
「十分満足できる」
状況(A)と判断する具体的状況例
・情報伝達に効果的な情報の配置を意識するとともにアクセシビリティを意識したデザインを探求することができ、伝えたい内容を表現している。
・自分で加工した画像などの素材やタグのオプションを効果的に使用し、自分のイメージどおりのWEBページを作成する技能を身に付けている。
「努力を要する」
状況(C)と評価した生徒への手だて
・誰にとっても使いやすいデザインとは何かを考えさせ、まとめさせる。
・自分のイメージを伝えるのに必要なタグは何かを確認する。

  知識・理解
学習活動における具体の評価規準
・WEB形式での情報発信における基礎的な知識を身に付けている。
・WEB形式で情報を効果的に伝達するための知識を身に付けている。
「十分満足できる」
状況(A)と判断する具体的状況例
・WEB形式での情報発信における知識を身に付け、サイト全体を見通した効果的な情報の配置の方法についても理解している。
・WEB形式で情報を効果的に伝達するための知識を身に付け、情報の信頼性、信(ぴょう)性を判断する方法を理解している。
「努力を要する」
状況(C)と評価した生徒への手だて
・WEB形式での情報発信の特徴についてまとめさせる。
・情報発信には責任が伴うことを意識させ、発信する情報をまとめさせる。

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