神奈川県立総合教育センター平成19年度研究成果物
教員が活用する場合も、児童・生徒が活用する場合も、ICTを活用する目的は教科目標の達成であることを忘れてはなりません。 また、高度情報通信ネットワーク社会が進展していく中で、児童・生徒が、PCやインターネットを活用し、情報社会に主体的に対応できる「情報活用能力」を育成することは非常に重要です。
ICTの活用が授業のねらいにならないように気をつけましょう。まずは教科・科目の目標達成が大切です。
■ 情報の収集を行う場合
○ インターネットからは豊富な情報を得ることができますが、信頼性や信憑性を考慮する必要があります。情報の出典を確かめるとともに書籍や新聞等、できるだけ多くの種類の情報源を利用し、比較して活用するように指導しましょう。 ○ 有害なWebサイトには近づかないように指導しましょう。また、フィルタリングソフト(p.28参照)の機能は完全なものではありません。過信しないようにしましょう。
■ 情報の発信を行う場合
○ 著作物には著作権があり、教員や児童・生徒が授業の中で行う複製であっても認められている範囲があることに留意しましょう。また、児童・生徒に対して著作権を意識させる指導に心掛けましょう。 ○ 児童・生徒がレポートや発表資料を作成する際、インターネット上の情報を丸ごとコピーするようなことがないように、指導しましょう。
詳しくは総合教育センターホームページ「教職員のための情報モラル」 http://kjd.edu-ctr.pref.kanagawa.jp/moral/をご覧ください。