神奈川県立総合教育センター平成19年度研究成果物
授業におけるICT活用ガイド 〜理科編〜

目次 背景 ICT活用の5W1H ICT活用の工夫 授業実践 普及に向けて
なぜ使う? 何を見せる? どこで使う? いつ使う? 誰が使う? どのように使う?


疑問ICTを活用するのは授業のどの場面ですか?

答え導入、展開、まとめのいずれの場面でもICTを活用する方法が考えられますが、授業のワンポイントで活用すると効果的な場合が多くあります。
 ICTを使うからといって、ICTを使わない時と授業の流れを変える必要はありません。授業のすべての時間でICTを活用すると、大量の情報に授業のねらいが埋もれてしまったり、途中からデジタル教材に飽きてしまったりすることがあります。例えば、50分授業の中で導入時に5分程度ICTを活用する等、ポイントを絞った活用が効果的です。 

ICT活用する場面と活用しない場面の例


(表1) ICT活用の目的とその活用場面
例 ICT活用の目的(実践例より作成)
導入 体験の想起、振り返り、課題の提示、動機付け、失敗例の提示、教員の説明資料
展開 教員の説明資料、モデルの提示、比較、体験の代行
まとめ 繰り返しによる定着、教員の説明資料、モデルの提示、体験の代行、振り返り

(表2) 実践例とその観点と場面
例 関心・意欲 思考・判断 技能・表現 知識・理解
導入 身近な映像で興味・関心を高める 映像から課題を発見させる 実験の手順を動画で説明する 映像で前回の授業の確認をする
展開 モデルやシミュレーションで関心を高める。 動画を途中で止めて考えさせる 実験結果をPCで整理する 立体モデルを提示し、理解させる
まとめ 動画コンテンツで発展的な内容につなげる 撮影した画像から新たな課題を発見させる ICTを活用して児童・生徒に発表させる 学習のまとめをスライドで提示する
ここがポイント
 導入で前回の授業の振り返る時等ICTを活用して素早く提示する場面と、黒板に丁寧に板書する場面を使い分けると効果的です。
11のICT活用の目的と4つ観点の関係
目次 背景 ICT活用の5W1H ICT活用の工夫 授業実践 普及に向けて
なぜ使う? 何を見せる? どこで使う? いつ使う? 誰が使う? どのように使う?