神奈川県立総合教育センター平成19年度研究成果物
授業におけるICT活用ガイドブック 〜理科編〜

目次 背景 ICT活用の5W1H ICT活用の工夫 授業実践 普及に向けて
教材を探す 教材を作る 場所を選ぶ 機器を選ぶ 機器を運搬する セッティングする 提示する
 
教材提示方法の工夫
 デジタル教材の提示や実物の拡大提示にも様々な工夫が考えられます。ここでは効果的な提示方法の工夫を紹介します。
黒板への直接投影
 右の写真では黒板にデジタル教材を直接投影し、その上からチョークで書き込んでいます。この方法ならば、黒板とデジタル教材の両方の長所を生かすことができます。デジタル教材の背景を黒、文字を白にするのがコツです。

WMV形式 18秒
マグネット式スクリーンに投影する
 磁石で黒板に貼り付けることができるスクリーンを活用すると、黒板と一体となった提示が可能です。ホワイトボード用のペンでスクリーンに書き込むことができるスクリーンもあります。
実験器具とスクリーンを並べて投影する
 デジタル教材と実験器具を並べて提示して、互いの長所を生かした説明をすることができます。
模造紙に投影する
 模造紙を磁石で黒板に貼り付けて提示することも可能です。スクリーンを持ち運ぶ必要がなく、黒板とデジタル教材を同一平面上に提示することができるので、黒板との併用に便利です。
後方、サイドから投影する
 (リアスクリーン)
 マット型の半透明のアクリル板と鏡を組み合わせ、スクリーンの側面に設置したプロジェクタからリア投影します。スクリーンの前方には鮮明な映像を提示でき、スクリーン上にホワイトボード用のペンで書き込むこともできます。
(台形補正 / リア投影とは)
教室の前後をスクリーンにする
 教室の前後に黒板またはスクリーンがある場合は、鏡を使って1つのプロジェクタで投影方向を切り替えることもできます。特に図のようなレイアウトの実験室等で効果的です。
人体に投影する
 人体のしくみを理解させるため、白い衣類を着用した人の体に、骨格や消化器官等を直接投影することで、より現実的な感覚的印象を定着させことができます。
目次 背景 ICT活用の5W1H ICT活用の工夫 授業実践 普及に向けて
教材を探す 教材を作る 場所を選ぶ 機器を選ぶ 機器を運搬する セッティングする 提示する