実験を伴う授業を行う場所は実験室の他に、実験の内容に合わせて普通教室や屋外や体育館等、様々な場所が考えられます。同様にICTを活用した授業を行う場所も、教員が教材提示のためにPCを使うだけならば普通教室、児童・生徒一人ひとりがPCを使う場合はPC教室、児童・生徒がグループで1台のPCを使うのであれば、複数台のノートPCを使える教室等、様々な場所が考えられます。児童・生徒がPCを使わず、教員がデジタル教材を見せるだけならば、PC教室以外も考えましょう。
■実験から考える授業の場所
実験の例
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授業場所の例
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教員が演示実験を行う
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普通教室・実験室 |
児童・生徒が実験を行う
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実験室 |
実験の前後で情報収集、データの分析、まとめをする
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普通教室・PC教室・図書室 |
大地の変化、流水による土地の変化の実験を行う
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校庭・プール等屋外 |
学習内容によって授業を行う場所を選択することが大切です。
■ICT活用から考える授業の場所
児童・生徒がPCを使わず、教員が教材提示のためにPCを使うだけならば、PC教室よりも普通教室で授業を行った方が効果的なことが多くあります。
また、児童・生徒がグループで1台のPCを使うのであれば、実験室でノートPCを使うなどの方法もあります。
ICT活用の例 |
授業場所の例 |
教員がICT機器を活用して一斉に説明する |
普通教室、実験室、PC教室 |
児童・生徒のグループで1台PCを活用する |
普通教室、実験室、PC教室 |
児童・生徒が一人1台のPCを活用する |
PC教室 |
授業場所を選択する際は、機器運搬の労力よりも、学習内容に合わせた児童・生徒の活動を優先して考えることが大切です。
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