クンショウモ

 

  • 扁平な細胞が互いに側面を接して1層に並び、円形または星形の細胞群体を作る。
  • 細胞群体の外側の細胞には2本の突起があり、内側の細胞は多角形で突起がない。
  • 細胞群体は通常16または32個の細胞からなり、細胞間にレンズ状の隙間がある。
  • 細胞の大きさ0.01〜0.02mm、細胞群体の直径0.1mm
  • 光合成で生きている藻類
  • 湖沼、池などの底の泥上に棲む。この仲間はごく普通に見られる。
  • 【写真の説明】

     細胞群体の外側の細胞に2本の突起があるフタヅノクンショウモという種類。外側に10個、内側に6個の細胞があり、合計16個の細胞で細胞群体を作っている。

    【観察時の留意点】

     クンショウモは培地の土壌表面や容器の壁面で増殖しているが、非常に小さいので存在がわかりにくい。観察時には駒込ピペットで土壌表面をすべらせるようにして吸引し、一度時計皿などにとり、あらためてスポイトでスライドガラスにうつしてカバーガラスをかけて観察する。

    【培養方法】

     ミカヅキモやボルボックスと同じように簡易培養する。

    電子レンジを利用した簡易滅菌法について

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