電子レンジを利用した二相培地の簡易滅菌
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オートクレーブや圧力釜を使わずに、電子レンジを利用して二相培地の簡易滅菌ができます。
土壌と石灰岩は電子レンジで滅菌します。培養水は濾過滅菌された市販の天然水を利用します。 ボルボックス、ミカヅキモ、クンショウモ、イカダモなどの培養に便利です。ご活用ください。 【用意するもの】 無色透明のインスタントコーヒーの空きビン、培地用の土壌と石灰岩、霧吹き、 蒸留水、テープ付OPP(二軸延伸ポリプロピレンフィルム)袋、ペーパータオル、 市販のペットボトル入り天然水、 【写真の説明】 上:インスタントコーヒーの空きビンを利用したボルボックスの培養 下:テープ付OPP袋(右)、土壌と石灰岩を入れたOPP袋(左) |
【方法】
培養容器は無色透明のインスタントコーヒーの空きビンをよく洗浄して用います。 土壌は休耕田の土や自然林の表土を採取して、日陰でよく風乾し、砕いて粒状にした後ふるいに掛け微塵を除いておきます。 石灰岩は、ハンマーなどで5mm角に砕きます。 インスタントコーヒー(内容量100g)の角形ビンを培養容器とした場合の方法を以下に示します。
使用するペットボトル入り天然水は、成分を人為的に調節していないものを用います。また、外国産のミネラルウォーターは培養に適さないことがあります。 ボルボックスは低栄養を好むので、調整後、上澄が濃い褐色を呈するときは有機分が多すぎるので、土の量を減らします。 |
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