タマミジンコ

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mijink1b.jpg (23020 バイト)  多細胞生物で体長 1.0 〜1.5 mm。
 植物プランクトンを食べて生きている動物。
 節足動物甲殻類の仲間。
 汚れた浅い溝や池などに棲む。
 生活環境(水温・餌・水)がよいときは雌の単為生殖によって、育房中の未受精卵が発生・発育して子となり体外に放出される。
 環境条件が悪くなると雄が出現して雌と交尾し受精卵を形成する。受精卵は耐性が強く悪条件をしのぐことができる。

 

【写真各部分の名称とはたらき】
 上と左下の写真は横から、右下の写真は上から観察した様子。
          矢印は運動の方向を示す。

    @複眼:一対の複眼が左右合一して、1つに見える。単眼はない。
    A第1触角
    B第2触角:先が2つに分かれ、ボートのオールのように動かして泳ぐ。
    C心臓:細かく拍動するのが観察できる。
    D卵  E育房:卵が育つ部屋 F腸 G尾刺
    H発生が進んだ卵:複眼が見える。I糞

 

mijink2b.jpg (11022 バイト)   mijink3b.jpg (15049 バイト)

 

    【飼育法】
  1. 汲み置き水に小粒の赤玉土を入れ、半日放置してからミジンコを放す。
  2. 餌は乾燥酵母(ドライイースト)を2〜3日ごとに少量与える。
    さらにソウ類で緑色になった水を与えると生育がよい。
  3. 底が深い飼育容器で大量に飼育するときはごく弱いエアレーションをする。
    バットのような浅い容器ではエアレーションの必要はない。

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