イカダモ
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細胞が通常4個、ときに2個または8個集まって細胞群体をつくる。細胞の形は種類によって異なり、卵形、楕円形、紡錘形などがある。 細胞群体は細胞が一層に、互いに側面を接して1列または2列にならび、板状である。 細胞の長さ0.03mm前後、幅0.007〜0.01mm 光合成で生きている藻類 湖沼、池、水たまりなどの底の泥上に棲む。この仲間はごく普通に見られる。 |
【写真の説明】 細胞に長い棘をもつもの(左)もある。右は細胞8個の細胞群体であるがやがて4個ずつに分かれる。 細胞内の緑色の部分は葉緑体で中に球状のピレノイド(澱粉粒)が1個見える。 【観察時の留意点】 イカダモはビンの壁面や培地の土壌表面に増殖しているが、非常に小さいので存在がわかりにくい。観察時には駒込ピペットでビンの壁面や土壌表面をすべらせるようにして吸引し、一度時計皿などにとり、あらためてスポイトでスライドガラスにうつしてカバーガラスをかけて観察する。 低倍率では見えないので、はじめはスライドガラス上のゴミなどにピントをあわせ、100倍で細胞群体をみつけ、さらに倍率を上げ400倍て観察する。 ※提供した培地には少なくとも2種類のイカダモの他、小さな球形単細胞のクラミドモナスが混在して泳ぎ回っています。 【培養方法】 ミカヅキモやボルボックスと同じように簡易培養する。 |
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