神奈川県立総合教育センター平成19年度研究成果物
授業におけるICT活用ガイド 〜理科編〜

目次 背景 ICT活用の5W1H ICT活用の工夫 授業実践 普及に向けて
ICTとは 教育の情報化 理科離れ 理科コンテンツ 研究の目的 研究の方法


  ICT(Information and Communication Technology)とは、情報や通信に関連する技術一般の総称のことで、一般的には「情報通信技術」と訳されますが、文部科学省や教育の分野では「情報コミュニケーション技術」と訳されています。「IT(Information Technology:情報技術)」とほぼ同様の意味で用いられていますが、ITよりコミュニケーションを強調した表現で、国際的には欧州を中心に「ICT」が定着しています。本研究での「ICT」とはPC、プロジェクタ、デジタルカメラ、ビデオカメラ、実物投影機等のハードウェアと、WebサイトやCD-ROM、教育映像資料等のソフトウェアを合わせたものとします。

  授業におけるICT活用とは、その授業の目標達成のためにICTを活用することをいいます。授業におけるICT活用は、児童・生徒がICTを活用して学習する場合と、教員がICTを活用して指導する場合がありますが、いずれの場合においてもICTの活用の主たる目的は、学習指導要領に示されている教科等の目標の達成です。
 文部科学省では、すべての教員のICT活用指導力の向上のために、「教員のICT活用指導力の基準」(平成18年10月)において具体的なICT活用指導力の基準を示しています。
詳しくは「教員のICT活用指導力の基準」https://tab-ict.nime.ac.jp/ をご覧ください。


 ICT を活用することによって児童・生徒の学力が向上することは、「ICTを活用した指導の効果の調査結果について」(文部科学省)で示されています。

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